歯科医師を選択されたきっかけは何だったのでしょうか?

これに関しては色々と悩みましたね~。
小さいころは、広島のおじいちゃんのところへ行く機会が多く、おじいちゃんが、みかん農園を経営していたこともあり、自然を相手に生活していくのもかっこいいかなと思っていた時期がありました。
しかし、一番のきっかけは父でしたね。
父も歯科医師をしていました。
父は世代的に日本にインプラントが入ってきた時代の人間で、今こそインプラントは普及しており、歯を失った際の選択肢となっていますが、当時はほとんどの歯科医院がインプラントを扱っていませんでした。しかし父は、インプラントの大きな可能性に気付き、積極的にこの新しい技術を勉強し取り入れていきました。その後ろ姿を見て「かっこいいな!」と感じたことが決め手です(笑)
インプラントに限らず、父の「患者様のためになるならば」という姿勢、今でも私の行動原理となっています。
歯科医師をやっていて良かったと思える瞬間は?
やはり、患者さんに喜んでもらった時ですね。
困っている患者さんがいて、その悩みを解決するために色々と試行錯誤し、その悩みを解決できた時の私自身の達成感と、患者様の喜びの顔。最高です(笑)
今までで一番うれしかった患者様の言葉は何でしょうか?
嬉しくも悲しくもある話なのですが、5年ぶりくらいに来院された患者様がいました。
その方は、以前まで私の医院に来院して頂いていた患者様で、遠方に引っ越しをされた方でした。
この方にこう言われました。
「ずいぶん前、先生に治療して頂いた歯がグラグラしてきたので、近隣の歯科医院に診てもらいました。そしたら『抜かなければなりませんね』と言われたんです。この歯は先生が試行錯誤しながら時間をかけて治療して下さったところであり、私にも思い入れがあります。その歯を近隣の歯科医院では抜きたくはありません。どうせ抜かなければならないのならば、治療して頂いた先生にやってもらいたいです」
こう患者様から言われた時は、複雑ではありますが、非常にうれしかったことを憶えています。僕の治療に対する気持ちがしっかり患者様にも伝わっているんだと・・・・。
最近ではお子さんを治療する機会が増えているみたいですね?
そうですね。
あるお母さんに言われたのですが、「他の医院では子供が嫌がって治療が進まない。でも先生のところではしっかり対応してくれる」とう口コミが広まっているみたいです(笑)
子供のころに嫌な思いをしてしまうと、大人になってもその感情は引きずってしまいます。そうなってしまうと、歯科医院に進んで行こうと思わなくなり、歯だけでなく体の健康にも悪影響を及ぼしてしまうこともあります。
ですので、小さい頃の歯科医院での体験は、将来的に考えて非常に重要な役割を持っていると私は考えています。
無理強いをせず、お子さんが楽しんで私の医院に来て頂けるよう、お子さんのペースに合わせ、段階を踏んで治療を進めていくことが大切だと思います。
何があっても変えたくない先生のポリシーはありますか?
患者さんを「自分の家族」と思って治療することです。
自分や自分の家族にやりたくない治療は決して勧めない。
そのためには、私が常に良い治療を提供できるよう日々研鑽すべきことは言うまでもありません。
最近、「生活」習慣や「食」習慣に関して、関心があるみたいですね?
そうですね。
私は、学校の担当歯科医をやっています。
最近の傾向として虫歯は非常に少なくなってきています。予防の大切さに皆さんが気付きはじめている結果ですね。
しかし、最近では歯並び、噛み合わせの問題が非常に増えてきている現状があります。
つまり、矯正治療が必要なお子さんが増えてきているのです。
この原因は生活習慣や食習慣に起因しているのではないかと私は考えます。

また、肝臓病、腎臓病、糖尿病を扱っている先生方も食習慣を非常に重要視しており、お口の健康管理に一番近くでたずさわっている歯科医師が、食習慣のイニシアティブをとって欲しいとよく言われます。
よくよく考えてみれば「口」はすべての入り口。
そこがうまく機能していなければ色々と問題が出てきてしまうのは当然のこと。そう考えると我々は非常に重要な役割を担っていると実感させられます。
虫歯になったから銀歯を入れる、歯が抜けたからインプラントを入れるということも大切なことですが、今までと変わらない生活習慣・食習慣を続けていけば、またどこかの歯が悪くなってしまいます。
場当たり的な治療・対策ではなく、生活習慣・食習慣を見据え、「体」全体の健康を考えた高い次元でのアドバイス・情報提供をすることがこれからの歯科医師には必要となってくると考えます。
最後に読者に対してのメッセージをお願いします
「健康に対する意識をもっと高く持って頂きたい!」
健康であれば何事に頑張れるし、前向きに生きていけるものです。
私たちがお手伝いできることがあれば、喜んでお手伝いいたします。
お気軽にお声掛けください。













